「R-Car環境」の版間の差分

2018年10月17日 (水) 22:21時点における最新版

■環境について
今回は、下記の２点を組み合わせた構成です。
R-Car H3 Starter Kit Premier（以降、SK）

R-Car Kingfisher （以降、KF）
型番：SBEV-RCAR-KF-S03
価格：59,900円

R-Car H3 Starter Kit Premierのみでは、イメージを書き込むことが出来ないので
余裕が出来たら、単体で書き込めるように対応します。
u-bootからSDを使用しイメージ書き込みかなと思っています

■開発環境

おすすめは、裸族使うなどして外付けHDD（SSHDの２T）に、VMWAREのubuntu 環境を構築するといいです
私は、USB3.0接続の普通のHDD使用していますが、Buildだけで４〜５時間かかりました。

Buildで使用するOSは、ubuntu 14.04 64bit

OSの環境を確認する
$ uname -a
Linux ubuntu 3.16.0-30-generic #40~14.04.1-Ubuntu SMP Thu Jan 15 17:43:14 UTC 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

ubuntuのBuildに必要なツールをインストールする
$ sudo apt-get install python-wand python-crypto liblz4-tool ccache

Googleの環境はこちらを参考にセットアップしてください。
https://source.android.com/source/initializing.html#setting-up-a-linux-build-environment
※クロスコンパイル環境は今確認中です

■Build環境構築
workフォルダの作成
$ cd[Enter]
$ mkdir work
$ cd work
repoの取得
$ curl http://commondatastorage.googleapis.com/git-repo-downloads/repo > repo

$ chmod +x repo
$ export PATH=$(pwd):${PATH}
gitにコミットしないが、コミット時のメールアドレスと名前を設定します。
$ git config --global user.email "XXXXXXX@gmail.com"
$ git config --global user.name "YOURNAME"
$ cd ~/work
$ export workspace=$(pwd)
$ chmod +x walkthrough.sh
$ walkthrough.sh H3

ARCHの設定　※大事
$ export ARCH=aarch64
work/RELFILEとなるように、ファイルをコピーする
$ cd RELFILES
$ export HAVE_OMX="YES"
$ apply_patch.sh
※Renesasのパッチが適用され、LinuxとAndroidの各ソースが取得される

Buildします
$ cd mydroid
$ export TARGET_BOARD_PLATFORM=r8a7795
$ source build/envsetup.sh
$ lunch kingfisher-userdebug

$ export BUILD_BOOTLOADERS=true
$ export BUILD_BOOTLOADERS_SREC=true
$ make -j4
※環境によりますが、j４以下だとbuild通らないようです