「Linux Kernel 取得」の版間の差分

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3.10 の安定板から取得するので、今回のパッチはこちら用です。<br />
 
3.10 の安定板から取得するので、今回のパッチはこちら用です。<br />
torvalds側の方が、安定板の最新です。<br />
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torvalds側の方が、安定板の最新ですので通常はこちらを取得します。<br />
 
$ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/torvalds/linux.git<br />
 
$ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/torvalds/linux.git<br />
 
$ cd linux<br />
 
$ cd linux<br />

2016年4月26日 (火) 22:39時点における最新版

Socionextから公開された、S71用差分パッチは、V3.10.40にあたるようになっているので
Linuxのカーネルがある、Kernel.orgから任意のバージョンのLinux Kernelを取得する必要があります。

取得する為には、Gitというコマンドを使用します。
このページの時点で、Gitはインストール済のはずなのでそのまま進めます。

任意のLinuxKernel安定バージョンを取得する為の手順です。

$mkdir ~/osawg/linuxwork/

$cd ~/osawg/linuxwork/


3.10 の安定板から取得するので、今回のパッチはこちら用です。
torvalds側の方が、安定板の最新ですので通常はこちらを取得します。
$ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/torvalds/linux.git
$ cd linux
$ git checkout v3.10

日本語的には、stableの方が安定版のように見えますが、torvards側が安定板です。

開発側から取得したい場合は、こちらから取得します。
$ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/stable/linux-stable.git
Cloning into 'linux-stable'...
remote: Counting objects: 5105196, done.
remote: Compressing objects: 100% (419709/419709), done.
remote: Total 5105196 (delta 339936), reused 0 (delta 0)
Receiving objects: 100% (5105196/5105196), 1.14 GiB | 3.96 MiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (4197313/4197313), done.
Checking connectivity... done.
Checking out files: 100% (53649/53649), done.
$

これで、Gitの安定バージョンの複製が出来ました。
作業するバージョンでチェックアウトします。

上記処理が終了すると、コマンドラインを実行したフォルダ「~/osawg/linuxwork/」に、
「linux-stable」というフォルダが出来るので入ります。
$ cd linux-stable

今回は、3.10.40が必要なので、希望のタグがあるか確認します。
$ git tag -l | grep 3.10.40
v3.10.40 ← 出てくればこのタグでチェックアウト出来ます。

さっそく、3.10.40でチェックアウトしましょう。
$ git checkout v3.10.40


パッチを適用します。(S71独自部分の差分ファイル、patchというツールを使って書き換えます)
$ patch -p1 < mb86s70-v3.10-delta.patch ←ここは、S71で変わる予定です。
$ patch –p1 < cpu-a15.patch ←A15向けのパッチファイルを適用します。